「だーめ、朝ごはん作るの!」

「んじゃ、ちゅーしてくれたら

 離すけど?」



少し笑いながら、寝ぼけた声で

そう言う流星。



「冗談はやーめーて!」

「冗談じゃないんだけど」



ドキッ

“ドキッ”じゃないわ!アタシ!



「もう、あたしおなかすいちゃったから

 いい加減離して」

「なんだよお前、美桜のケチ!」



はいー!?ケチっておかしいでしょ!