すでに恋兎くんは来ていた。

「3分遅刻」

ぶすっとする恋兎くん。

『ご、ごめん…』

申し訳なくて俯くアタシ。

「ウソだよ。俺も今来たとこっ」

そう言ってニコッと微笑む恋兎くん。

制服姿しか見たことなかったから私服姿の恋兎くんは新鮮だった。