けど、四年間の間に色々な事が変わってしまった。
まず一つ目は、昂くんがあの頃と違い遠い存在の人になってしまった事。
小学生の頃は毎日一緒に学校へ行っていたけど、やっぱり高校生ともなると『一緒に登校』なんて訳にはいかないらしい。
その事について、最初のうちはやきもきしていたが、最近では仕方ない。と諦めている。
そして二つ目は、昂くんが思った以上にモテる事。
確かに小学生の頃もモテてはいたが、その頃よりもはるかにかっこよくなった昂くんは、上級生や下級生からも注目される存在に。
私からは益々離れていく。
そして、一番知りたくなかった真実、3つ目は、
昂くんに彼女が出来た事。
そんな事今まで想像もしなかった。
いつまでも昂くんは私の隣に居てくれると思っていたから。
必然的に彼女がいたら私の立場なんてただのおとなりさん。
幼なじみ、なんて名目はあっても、それは対して意味がない。
入学してすぐそれに気付いた。