僕が職員室に行き、先生たちの話を盗み聞きをしなければ良かったと、後悔した




「あれ、蒼くん?」





先程話をしていた先生が僕を見つけ、顔色がひいていった






「まさか蒼くん…」





その‘まさか’だよ




「う…うぅ………先生、嘘だと言ってよ…」



「蒼くん…」




先生はすぐに教えてくれなかった





お兄ちゃんは本当に倒れたんだ…





「う…うぁ…」




「?」



「うわあぁぁぁぁぁぁぁああ!!」






僕は叫びながら、保育園の外へ出た






そして、お兄ちゃんがいるだろうと確信できる病院へ走った