人は簡単に人を信じて
人は簡単に人を裏切る。
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小学校4年生。
私が友達ごっこをまだしていた時、
小学校の先生が皆に話を始めた。
「昨日学校で飼っていたうさぎが
1匹亡くなっていました。」
・・・。
クラスに沈黙が走った。
昨日私たちゎ放課後、美咲ちゃん
愛桜くん、未和ちゃんと4人で
うさぎと一緒に遊んでいた。
その時、未和ちゃんが
としてそのへんにあった草を
うさぎに食べさそうとしたから
私ゎ「勝手にあげちゃだめだよ…」
といった。それでも大丈夫と
いいはって私以外の友達ゎうさぎに
餌をあげた。
私は何も言えなかった。
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「昨日誰かうさぎと遊んだり触ったり
した人ゎいませんかー?」
「はーい。」
愛桜くんが手をあげて昨日いた
人の名前をゆっていく。
「その人たちは今日残ってください。」
放課後。
「昨日うさぎさんに餌を勝手に
あげましたか?正直に答えなさい。」
すると未和ちゃんが
「うぇ…ひっく。うわぁあん。だって…
望ちゃんがあげろーってゆったから!」
え?私?なんで?どおして?
「それは皆さん本当ですか?」
「・・・、本当です。先生」
皆、声をあわせてそお言った。
「え…あ、あたし。やって…」
「とりあえず、長嶋さんだけ残りなさい」
先生がそお言うと皆は何もいわず
帰っていった。皆が帰ったあと
私は先生にやってないといったが
先生は信じてくれなかった。
その次の日から私はうさぎ殺し
きもい、ぶす、死ね、など
いじめにあうことになった。
皆は黙ってみていた。
その日から私はもお二度と
友達なんていらない。信じない。
と思った。
side*のぞみ
明るい太陽の光。ポカポカした感じ。
満開の桜。初めて着るぎこちない制服。
私はひとり思う(春だなぁー♪)
私の名前は長嶋 望(ナガシマ ノゾミ)
今日ゎ高校の入学式。ドキドキ。
不安。友達いっぱい作りたいなぁ♪
と思うのが普通なんだと思うけど
私はそんなふうに思わない。
ただ地味に目立たずに高校生活を
誰とも関わらず過ごそう。
私はそお思う。
この高校に入ったのは理由がある。
中学が一緒だった人が誰も
この高校を受けないからである。
私は過去を捨てようと決めた。
「おかあさーん。早くーっ!」
「あっまって望!カメラ忘れちゃった」
「もおー!何やってんの?本当
どんくさいんだからー(笑)」
「ごめーん。おまたせ!」
「いいよっ♪ほらっ急ごっ!!」
「大丈夫まだ時間あるわよー♪」
私が通う昇愛高校(ショウアイ高校)は
私の家から徒歩20分程度。
自転車で通うので何かと近いし楽だ。
お母さんと歩いていると
学校に着いた。
入学式とでっかく書かれた看板に
私の新しい生活が始まるのを
改めて実感する。
「入学する生徒はこっちに
ならんで下さぁーい!!」
「じゃーね。お母さん♪また後で!」
「はぁい♪頑張ってねー」
いや。頑張ることなんかないよ。(笑)
なんて思いながら私は行った。
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「えー本日は御入学まことに
おめでとうございます。」
なんてことありがちな台詞を
ながーく話す校長がいた。
そんなことを思っていたら
やっと校長の挨拶がおわり
クラス発表が講堂にでっかく
張り出された!
私は自分の名前を探した。
うーんと。どこだろう。?
あった。1−D組かぁー・・・。
「1−D組の人はこっちへ来てください」
と言う声が聞こえたので
声のする方へいってみた!
「今日からこのクラスを受け持つ
橋本 晃 (ハシモト アキラ)だ!よろしくな」
なんか高校の担任っぽくは見えないな
まあ、どーでもいいけどね。
「そしたら、教室まで案内するから
俺についてこいよ!はぐれんなよ!」
何なの、あの上から目線。
いくら先生だからって───
なんて思って歩いていたら
「あれ…?誰もいない。うわっ
はぐれちゃった最悪!!」
「俺も。」
ん?後ろから声がする?
誰だろう。話しかけないでよ。も…
私はそっと後ろを向いた。
「もしかして?君も?」
うっわぁー!何このひと。なんか
すごい、え?モデル。オーラが!
これって私に喋りかけてるんだよね?
「はっはい。」
「はっ(笑)」
は?え?何でこの人笑ってるの?
え?私なんかおかしいこといった?
なんか、顔についてる?
「何で敬語(笑)俺ら同い年だよ?」
あ。何だそんなこと・・・
「あっごめんなさい、私いきますね」
「あんた、何組?」
「D組です。」
「俺も。(笑)」
何こいつ?何で喋りかけてくんの?
しかも笑ってるのが腹立つんでけど?
「どっちわかんないの?」
「わかりません。」
「そっか。(笑)」
「ねえ、あんた名前は?」
「長嶋 望です。」
「へー(笑)」