「なら、俺も隠してたこと言うか(笑)」



「は?隠してた事??」



「莱と麻耶ちゃん本当は両想いだっただろ??んま、そりゃー小さい頃から一緒な分一番近くにいたしな(笑)んま、何が言いたいかと言うとお前らの初恋を邪魔したのは俺だ(笑)(笑)」



こいつ何が言いたいんだ??
俺が、麻耶を好き??ないない(笑)
だって、俺らは幼馴染・・・恋なんて・・・



恋してたのかもな。
あれだけ近くにいたのに・・・なんで気づいてあげれなかったんだろうな・・・
いつから俺の気持ちまで殺していたんだろうな・・・



「あはは・・・ありがとうな。騎羅。あの時の気持ちも全て思い出したよ。これで、本当に終わりだ。辰季もこんな俺に気づいてたんだな」



「これでちゃんと終わりだな。これからは、莱。気持ちを殺すなよ。」



あぁ、ありがとうな。
それから俺達は学校に向かって歩きだした。





学校に着くとなぜか昴くんと大地くんと美琴が先に行ったはずの女子三人組を捕まえていた。



何やってんだ???
てか、なぜに待ってんだ???