結局、男子四人で荷物を取りに行った。
あたしと沙羅は、下駄箱で待ってる所だった。



「ねえ、沙羅。」


「ん?何?」


「あたし、分かったよ。


りっくんの笑顔に……

ドキドキするんだ。」


沙羅に報告した。

「そっか、それでどんな気持ちなの?」

「……どんな気持ちって言われても…」


「それは、まだ分からないのか。」


「うん。」


「はあ、まあ若奈にしては今日一日でよく頑張った。」

頑張ったってどういう意味だろ…


「どういう事?」

「ううん、なんでもない。

頑張ってね!応援するから」


応援?余計に分からない…