「学校じゃなくて、部活でしょ?」 沙羅があたしに分かるように説明してくれた。 「うん、そう。 早く柔道やんないと、気が済まなくてさ…」 「へぇー頑張るね。 でも、気をつけてよね!」 千秋は、柔道部の大会で二ヶ月前に骨折してしまった。 「大丈夫! 若ちゃんより丈夫だから。」 「ひどいよ千秋ー」 「冗談ですって。 あっお昼まだでしょ?」 あたし達のお弁当箱を見て言った。 「「うん。」」