「初日から遅刻とかまぢやばいぢゃん!」



そうつぶやきながら
自転車にまたがり最寄り駅まで全力で自転車をこぐ。







なんとか駅に着き
カバンの中を見ると、



「定期忘れた……」



運悪く財布にも
電車に乗るだけのお金が入ってなく



「はぁ…朝から無駄にチャリこいだだけぢゃん」




そう愚痴をこぼし
ケータイを取り出しばあちゃんに電話する。