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帰りのバス、少し遅れて乗ると、行きとは違い和也の隣にはもうすでに先客がいた。

「ごめん翼!俺、由依と座って…」

「気にしなくていいよ。適当に座るからさ!」

もうすでに名前で呼び合う仲になったのか。

和也、ついに念願の彼女ができたのかな?


どこに座るか迷っていたら、声がした。

「……翼」

真音の隣が空いていた。