***** 水族館の中に入る。 想像していたものよりも、かなり充実していた。 「俺、久しぶりなんだよな、水族館。」 「そうなんだ!今日久しぶり楽しめるといいね」 なんていう真音と悠哉の話し声ばかり僕の耳に入る。 別に、二人がどんな話をしているか気になってる訳じゃないんだけどな… そう思っていたら、ずっと水槽を熱心に覗いていた大森さんが僕の方へやってきた。