やっと聞けた、真音の過去。

僕は真音に、何かしてあげられるのだろうか。

ただ僕は、離れていても真音はバイオリンを弾き続けてると勝手に思っていた。

もう弾けないって言われても、それは僕の前という意味だと勝手に解釈していた。


「僕は、もうピアノは弾いてない。でも、真音が帰ってきてくれるって、ずっと信じてた」