「じゃあ真音が乗りたいもの決めてよ」 「うん、なら観覧車…かな」 「……ひとりで?」 「翼も一緒に乗ってよ!」 「はいはい、わかってるよ」 まさか観覧車なんて思いつかなかった。 今の時間だと混んでなさそうだから、ちょうどいいか。