「…別に。見られるのは慣れてるし、見たきゃ勝手に見れば?」



彼はそう言うと顔を前に向けた。


すごく感じ悪い…。
何て言うか一匹狼みたい。


「ねえ」
「へっ?」
突然斜め前に座っていた男の子に話しかけられた。