夏になる度、君を想う



日に焼けた肌も


太陽みたいな笑顔も


君の全てが眩しかった




風が運んできた匂いに


昔を思い出す


鮮やかに甦る思い出たちは


未だ色褪せることはない


走る君が好きだった


君の笑顔が好きだった


君の声が好きだった


去り行く姿も好きだった



君が見せた照れた笑顔


初めて見せたその表情は


多分、一番の思い出で


季節が過ぎても消えることはない



そうしてまた夏が来て、


君を思い出して


感傷に浸って


一人の夜には


寂しくなって落ち込んで


君を何度も思い出す



恋に落ちても変わらない


誰かを好きになる度に


君を思い出して


今より君を好きになる




.