そこで苺ちゃんが大根役者も甚だしい素っ頓狂な喜声を放った。



『わぁ♪壱吾クンだぁ、偶然だね~っ。教会っていつ誰が来てもいいんだよねっ?だからわたし来てみたんだけどー、壱吾クンもなんだー。えっ!?ここが壱吾クンのお家なの?わぁ、知らなかったなぁ~。』




……そーいう事。







だって、学校からお家(自分ン家)まで尾けるだけじゃつまんないもーん。

もっと一緒にいたいんだもーん。






この苺、自由気ままに育ち過ぎて絶対毒孕んでマス。

毒苺ちゃん。






そんな調子でそれ以来、放課後は苺ちゃんが壱吾クン家に入り浸るのが新たなお約束になった。


(そしてその後送って行けば、パパリンに遅い事を理由に地味に甚振られる)