とうとう……

愛相…吐かされた……。



内心ちょっと…どころか、かなりショックを受けながら壱吾クンも歩き出した。





いや、
ひょっとしてちょっとタノシミな用事があるだけかもしれないし。


えーとえーと……


スーパーで苺の特売ディー、とか?



……………。




ちょっとダケ残ったマヨネーズよろしく捻りだせない壱吾クン。

落ち込み倍増だ。





スキップ紛いのカワイイ苺ちゃん。


その後ろを不安の分だけ思い詰めた顔をした壱吾クン。


ロリ系美少女と凶悪ストーカー

……現実的な構図になってしまった。




いやいや、ちょっと待て!



壱吾クンが尾けているわけではない。


壱吾クンは単に自分ン家に帰ろうとしているだけだ。






果然、真っすぐ家に着いた。