なーんだ。なんだ。
心配して損しちゃったぁ~。
一旦崩れた苺ちゃんの足元は事実を知って299792458m/s(光速)の勢いで立て直され、現在バベルの塔並みに構築された。
(や、それじゃ崩壊しちゃうでしょーよ)
この勢いで天国のドアもノック出来そうだ。
当然、そんな危ない事はさせられない壱吾クン。
苺ちゃんを天国に遊びに行かせる代わりに教会の中を覗かせた。
物珍しそうに教会の中を眺めている苺ちゃんを横目に見て壱吾クンはふと思う。
…コイツ、いつかココで結婚式すんのかな…
しかし教会とヤクザって異種過ぎやしないか。
遠い目をして思う。
……いっそ俺がアッチに入ったほうが……
何かと違和感がナイ。
しかし毎日イビラレル事を覚悟しておかなくてはならない。
というか、いつドテッパラに風穴が開くか知れたもんじゃない。
誰にとは言わないが。