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昼休み。
今日も今日とて苺ちゃんは壱吾クンをバッチリストーカーするために屋上にやってきた。
屋上は立ち入り禁止ではないけれど、全校生徒が壱吾クンの生息地と認識しているため誰もやって来ない。
壱吾クン、今日はイヤホンを付けて、ママンのお手製と思しき弁当を食べていた。
「ねぇねぇ壱吾クン。いつも何聞いてるの?」
とてとてと壱吾クンに近づいていった苺ちゃんは、兼ねてから気になっていた事を訪ねた。
苺ちゃん、ストーカーの自覚薄っ。
苺ちゃんはよくこんな風に話しかける。
だって分からない時は人に聞けって教えられたもーん。
何より孤立気味の壱吾クンの情報など誰も何も持っておらず、故に疑問は本人に聞く以外に解決のしようもないのだ。
それに壱吾クンのコトは何でも知りたいストーカー心。