苺ちゃんはつぶらな瞳で彼等を見た。 壱吾クンと男子が互いに胸倉を掴みそれぞれ右手を振り上げたまま止まった状態。 「オトモダチとくんずほぐれず身体のこみゅにけーしょん?」 壱吾と男子は揃って微妙な顔で手を引いた……… 「「って!違うわ―――――っっ!!!」」 違ったらしい。 しかし、再会が嬉しくて飛び付いてしまったものだが、順番は大切だ。 苺ちゃんは彼等のご用事が終わるのを大人しく待つことにした。 ワクワクと。