『あのね。わたしが壱吾クンのストーカーしてる事がパパにバレてね。そしたら、一度お家にご招待しなさいって、パパが言うの。』



壱吾クンは彼氏でもないのに。


単なるストーカーが、突然お家にご招待なんておこがまし過ぎる。


こんなアツカマシイお願いをしたら壱吾クンが迷惑だ。




…と思いつつ、既に不安より期待で胸が膨らむ苺ちゃん。


Aカップのお胸も若干大きくなった……気がする(思い込み)






壱吾クンは内心、大いに慌てた。



いきなり両親にご挨拶―――っ!?



お嬢さんを下さいッ、じゃないにしても、男子高校生たるもの女子の両親に挨拶となりゃ若干なりプレッシャーである。



しかし親御さんの立場を鑑みれば、愛娘がストーカーされ……否、ストーカーしている男があれば興味も心配も尽きぬ事だろう。


ココは親御さんの心配を払拭すべく一度挨拶しとくべきか。




…顔を見て余計不安を煽りそうな気もするが……。





いつも娘さんに絶賛ストーカーされてる瀬名壱吾と申します。





うん。違うか。