『イタァ………くない?キャァ///壱吾クーン!!助けてくれてアリガトウ!階段から落ちるわたしを受け止めてくれるなんて、運命的な出会いの日を思い出しちゃうね♪壱吾クンに抱きしめてもらえるなら、わたし何度でも階段を落ちるぅ~。』
…アブナイからヤメなさい。
てか、“抱きしめた”んじゃなくて、“抱きとめた”んだ……
と思いつつ、にわかに苺ちゃんを意識した壱吾クンは早々と身体を引き剥がした。
ぶっちゃけ名残惜しいけれども。
壱吾クンは徐に訪ねた。
『…どした?』
いつもオカシイが今日は一段とオカシイゾ、という意味を込めて。
苺ちゃんは途端に眉を垂れた。
何か言いかけ、壱吾クンの顔を見て口を噤む。…エンドレス。
……おい。