驚いた苺ちゃんがぱっと顔を上げる。 その瞳は涙で潤んでいて、頬は熟れた苺のように赤い。 カワイイ………カワイ過ぎるっ!! 壱吾クンは反射的に顔を反らした。 それが気に入らなかったのか、苺ちゃんが顔を覗きこむ。 が、反らす。 覗きこむ。 反らす。 覗きこむ。 新しいアッチ向いてホイ、か?