「ガラッ」と、教室のドアが開いた。


「オイ、空美は居るか?」


「…またあんた達?いい加減にしてくんないカナ?」


「まぁそんな事言わずに顔貸してくれよ。」


「ハァ…」


「優~…大丈夫なの?あの人たち、かなり有名なグループだよ?カッコイイけど、性格最悪ってゆう…」


「大丈夫だよ。どうせ見た目だけだって!」


自己紹介が遅れました。私、空美 優。高校生です。


 今裏庭に来ててヤバイ状況です…


「ドンッ」 


「空美 お前、俺らの仲間、随分と可愛いがってくれたんだってなぁ…」


「……」


「何とか言えよ!!」


「ハァ…」


「オイ!!」


「殴るよ??」


「殴ってみろよ!」


「ハァ…『パチンっ』今回はこれくらいにしといたげる。」

「あっ、いたいた!!優さん!男の子とケンカしたら     ダメだってあれほど…」 
          
この人、最近私に付きまとってる相川 僚。

女子を守って死にたい!って言ってる変な人。でも…

私、女が男に守られるって考え方、もう古いと思         うんだけど。