「コーヒー飲む?」とTシャツの子供が言ってきた
そしてパーカーの子供は首を振る

「弟くん、大丈夫だってさ。
名前は?どこから来たの?何歳?」
少しだ待ってから、
「...何でそんなに聞くんだ?
アレックスだ。17だよ。それ以外は言わない」

「ふーん。そうなんだ...。
俺は南。同い年だな。」

「...」アレックスは黙って聞いていた。

「所でその大事そうに腰にぶら下げてるモノって何?」
「...人を殺す道具。お前おしゃべりだな。」

「はっ?冗談だろ(笑)まだ17なのに?」
またもや反応しない。

「所で今日は病院に泊まるの?」

「特に決めてない。無理なら外で寝る。」


「だったら、俺んとこ来いよ。シェアしてるんだ。仲間同士で、だから今日からお前も仲間な。もし、来るんなら。部屋だってまだ3つくらいあるし、必要最低限のものは揃ってる。大丈夫さ。金だってとんないょ。」