ゴホッ いきなり立ったので、咳き込んでしまった。 水を一口飲み、少し落ち着かせ再度図書館へ向かった。 「やった!」 心の中でそう思った。理由は一番好きな作家の本を借りられたから。 しかも、とても新しい。上機嫌で来た道を戻った。 フラッ 頭が痛くなり、壁に寄りかかってしまった。 いつもと同じ痛みだが、慣れることはなく本を手から話してしまった。 「おい!大丈夫か!?」