それから、毎日病院に行った。
1ヶ月がたった。
「天宮。今日な、学校で……」
ピクッ
…………!
今、指が動いた!絶対に!
良かった。
「天宮!」
「ん…。」
だんだんと目が開く。
泣くのがダサいと思っていたが、俺の目からはポロポロと涙が。
「クスッ。何で泣くのよ。」
酸素マスクを付けているため、スーハースーハーと息をする音がする。
「心配したんだぞ。」
生きている。天宮は生きている。
最高に嬉しい。
「ごめんね。」
とりあえず、看護士呼ばないと。
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