………………

「ね、校長、なんかご機嫌じゃん??」

只今入学式。

後ろの絢音がコソッと喋りかけてきた。


「確かに。」


校長はまぁ話の内容から表情まで全てがゴキゲンだった。


「今回の入試、みんな賢かったんじゃない??」

と、隣の留華。

「あぁ~……I see笑」

「ブッ……千秋、地味に英語使うの、しかも不意打ちでとかやめろ…ww」

「英語使ったら会話に花が咲くww」

留華と絢音は笑いを堪えて頑張っていた。


『それでは、新入生代表、前へ』

「はい」


『新入生代表』これがあるからお母さんも来ようか悩んでたんだよねー

でも、夏美の入学式に行ってもらったけどね。

「千秋ーガーンバ♪」

ちゃかす留華を横目で睨んでから教壇へ。