デパートの地下……。



「着いた……」



バンーーー…

「きたきた」


そこにはヤンキーが一杯で、真ん中で美空が縛り上げられていた。


「実空っ……ねぇ、あんたたちの目的は、あたしでしょ………!?
実空を……はなして……っ!!」

「こいつからはお金貰わなきゃいけねーしムリですよ、お嬢さんー」


ニヤニヤと挑発するかのようにあたしをみるヤンキー。

「お金!?
あんたら、ふざけるのもたいがいにしたら!?」

「は、お金持ちのお前に俺らの何が分かるんだよ!!」

バンー……

突然、何かを蹴ってキレるヤンキー。

「千秋、逃げて!!
こいつらっ…………んっ」

「黙ろうね、お嬢様は」

そう言うと同時に実空を殴った。


「実空っ!!」


「ねぇ、あんたらあたしになんの用?」




「あぁそれはねぇ、こいつがあんたと知り合いだって言うから。」




そう言って前に出てきたのは間違いなく、いや、間違えるはずがない。


姿も形も変わってるけどあれは



「優真」