「ハァ……ハァ………
ゆ……な………。み…くは、みつかっ……た…の??」
息を切らしながら公園についたらケータイを握りしめて
ベンチに座る結菜の姿があった。
「うぅうん………
どうしよう…千秋。
あたし、幼なじみなのに、どうすることも……出来なかった。」
そう言うとうわっと泣き出した。
「大丈夫。
あたしたちが絶対探すんだから……!」
息切れしながら叫んだのは絢音。
みんな、揃った。
「とりあえず、美空に連絡いれて!!結菜!!」
「うん!!」
「…………………だめ、繋がらない。」
~♪
「「メール…」」
一斉送信で。
……………美空??
《お願い、助けて。
学校の近くのデパートの地下なの。
お願い、来て》
「…………これ、打ったのは誰??」
真っ先に顔を真っ青にして消えそうな声で呟いた結菜。
「美空は………助けなんか求めないし、……自分の居場所を自分で言わない。」
「ねぇ………写真が………」
それは、結菜が泣きながら縛られてる写真。
「ps 橘千秋だけ、こい………」