ボレロ - 第一楽章 -
恋愛(ピュア)
完
5
K.撫子/著
- 作品番号
- 852530
- 最終更新
- 2024/10/30
- 総文字数
- 181,340
- ページ数
- 160ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 164,017
- いいね数
- 5
手入れの行き届いた肌は
薄く差し込んだ昼の日差しに反射して艶を見せていた
彼女の膝頭から ゆっくりと腿の内側へと唇を滑らせながら
気になる取引先の名を口にした
普段日の当たらない 真っ白な足の付け根へと唇がたどり着く頃
ふふっと笑ったかと思うと くすぐったそうに身をよじり
彼女は体の向きを変えた
【プロローグより】
『近衛ホールディングス』 副社長 近衛宗一郎
繊維業界トップメーカー『SUDO』 社長令嬢 須藤珠貴
偶然の出会いが重なり、やがて、かけがえのない相手になっていく
それは、ひそやかにはじまった
ラヴェルの 『ボレロ』 を奏でるように
薄く差し込んだ昼の日差しに反射して艶を見せていた
彼女の膝頭から ゆっくりと腿の内側へと唇を滑らせながら
気になる取引先の名を口にした
普段日の当たらない 真っ白な足の付け根へと唇がたどり着く頃
ふふっと笑ったかと思うと くすぐったそうに身をよじり
彼女は体の向きを変えた
【プロローグより】
『近衛ホールディングス』 副社長 近衛宗一郎
繊維業界トップメーカー『SUDO』 社長令嬢 須藤珠貴
偶然の出会いが重なり、やがて、かけがえのない相手になっていく
それは、ひそやかにはじまった
ラヴェルの 『ボレロ』 を奏でるように
目次
-
前奏曲
-
第一楽章
- 1, largo assai ラルゴ アッサイ (極めてゆっくりと)
- 2, andante cantabile アンダンテ カンタービレ (ゆっくりと歌うように)
- 3, grazioso グラツィオーゾ (優雅に)
- 4, adagio アダージオ (ゆっくりと)
- 5, poco a poco ポコ ア ポコ (少しずつ)
- 6. andante アンダンテ (ゆるやかに)
- 7, affannoso アッファンノーソ (悲しげな 苦しい)
- 8. dolcemente ドルチェメンテ (甘く 優しく)
- 9, calmato カルマート (静かに)
- 10, dolce ドルチェ (甘い・甘美な)
- 11, elegiaco エレジアコ (悲しそうに)
- 12, Allegro アレグロ (快速に・はつらつと)
- 13, calmando カルマンド (静まって)
- 14, melanconico メランコニコ (さびしそうに)
- 15, vacillando ヴァチランド (ゆれて、ためらって)
- 16, passionato パッショナート (情熱的に)
- 17, a capriccio ア・カプリッチョ (自由に)
- 18, amorevole アモーレヴォレ (愛情豊かに)
- 19, raccontando ラッコンタンド (話して聞かせるように)
- 20. flebile フレービレ (哀感をおびた)
- 21. affettuoso アフェットゥオーゾ (やさしく,愛情を持って)
- 間奏曲 intermezzo (インテルメッゾ)
- 登場人物紹介
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