お昼明けから来たせいか,終りまでの時間が非常に短かった。
いつのまにか掃除の時間になっていた。
私と悠ともう一人の女子は廊下掃除をしている。
話すチャンスは今しかない。
私はドキドキしていた。
なんて話しかける――――?
『ごめんね』?
私別に何をしたつもりはないけど。。。。
とにかく仲直りがしたかった。
部活来なくてもいいよ。
だから前みたいに話をして・・・・
友達の大切さというものを思い知った。
悠がいなかったら私,誰と仲良くなっていたのかな?
あの時悠が話しかけてくれなかったら,
私は今一人だったかもしれない。
一人がこんなにさみしいなんて思いもしなかった。
ブカツでは一人だと思っていたけど,
これほど苦しいものだと感じたことはなかった。
それはきっと,日常生活では悠がいたから。
必ず部活に行けないということを告げていてくれたから。
悠ともう一人の女子は掃除に来なかった。