どのくらい経っただろうか。



ものすごく時間がたった気がする。



しばらく,男子たちはバスケットボールで遊んでから,
また倉庫の窓から帰って行った。


男子たちの声が完全に聞こえなくなっても,
カケルくんは私を離さなかった。




私はとりあえず,口をふさいでいるカケルくんの手をずらした。





「カ・・・・ケルくん・・・/////////」
「・・・・何?」
「もう・・・行ったよ?」
「うん。」
「///////////」


それでも離さない。









「今日はもうバスケはいいよ。」
「え?」
「俺・・・壊れたから。」