カケルクンの手はとても暖かかった。
今でも感じてしまうほどのぬくもりに,私はおかしいんじゃないかと思った。
初めて会った時は,無口で,感じ悪くて,するどい視線だった気がする。
でも今はそれが幻だったんじゃないかってくらい・・・・
優しい人だって思う。
あの雨の日も,海の時も,彼がいたから・・・
彼のおかげで・・・・
そう思うと彼と出会えてよかったと思える。
まるでドラマみたいなこの出会いを大事にしなくてはいけないと思った。
まだ彼のほんの一部しか知らなかったのに。
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