「春美??」

「―――――っ!?なに??」

「なにぼーっとしてんの?」

「ううん?それよりなにぃ??」

カケルくんがテストを返してきた。

「ご感想は?」

「ん~?」

カケル君の手からテストをとると・・・・




パシ




彼の手が私の手をつかんだ。

「よくできました。」

「・・・・あ・・・ありがとう。」



ドキドキドキドキ



相変わらず,彼の手が触れると緊張してしまう私。

「春美ってさ・・・・」

「ん?」

「字。きれいだな。」

「え・・・ありがとう。」


些細な喜びを与えてくれる彼が大好きだから。