悠は,赤くなった頬を隠しながら,話し始めた。


「宏樹とは・・・・幼馴染で,ずっと一緒だったんだ。」

「うんうん。」

「最初はね,近所のガキで,いつも私にいじわるばっかするいやなお兄ちゃんだったんだ。」





最初は大嫌いだったと,悠は言った。




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小・中一緒で,でも小学校からバスケをしてることすら知らなかった。

1つ上だし,校舎も違ったから,小学校に入ってからは結構疎遠になってたんだ。

それで,私が中学校に入学した日・・・・







朝宏樹が家の前に立ってたんだ。




『宏樹お兄ちゃん!?』

『・・・はよ。』


背はすっかり高くなってて,落ち着きがあって,学ラン姿がもういたについていた。


『久しぶりだね!』

『うん。』

『どうしたの??私のこと待ってたとか??』

『あたり。』

『どって??』











『中学入学おめでとうって,言おうと思ってさ。』