「こんなシンプルなくせしてメッチャ高かったなぁ。」

「へぇ~」

「でも・・・やっぱ・・・履き心地とかすごい・・・」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・。」







カケルくんの言葉が途切れた。



ふっと彼の顔を見上げた。






----―――--------ッ!!??








彼は,






声を殺して




顔を腕でかくして













泣いていた。