夜7時。 私は部室を出てフェンスへ向かった。 もう外は真っ暗だ。 スカートのせいで足がとても寒い。 カバンを手に,学校の怪談を駆け降りる。 そのかばんの中には,昨日かったバスケット雑誌。 これで彼に近づける。 そう思った。