よし・・・・勇気・・・・・だそう・・・
私は震える足をたたきながら,教室へと向かった。
もう放課後・・・・
でもいつも雪菜チャンはクラスの女子と話してるから最後まで残ってるはず・・・・
ガラ
教室のドアを開けると,雪菜ちゃんが机に座って化粧をしていた。
「ゆ・・・雪菜ちゃん!」
「ん?あ!!春美ちゃん!!どこいってたのぉ!?」
彼女はニッコリ笑いながら,手を止めた。
「あの・・・ちょっと話・・・あるの。」
「うん?」
「ちょっと・・・廊下来て?」
「うん?」
彼女はヒョコヒョコ廊下に出た。
「どうしたのぉ??」
「あ・・・・あのね」
「うん?」
「課題・・・さ,やっぱり自分でやったほうがいい・・・・と思うの。」
「・・・・。」
「たまになら・・・全然いいんだよ?でも毎日じゃ・・・・雪菜ちゃんに力がつかないよ。」
「・・・・うん。」
ドキドキドキ
「そっかぁ・・・そうだよね。」
「!」
「ごめんね,いやな思いさせちゃったんだね。」
「え!」
「うん,自分でやる!わからないとこあったら教えて?」
「う、うん!!」