キュッキュキュッ・・・キュッ!







「・・・・・・・。」





キュ・・・キュッ!!





「瀧野??」
「わッ!!水野先輩;;」
「なにしてるんだ?こんなところで。」
「なっなんでもないですよ!!」






気がついたらすでに放課後。
私は体育館の入り口にいた。


気がつくと体育館に足が向かっている。
無意識にバッシュの音が聞こえてくる。
変なの。。。。
それにとても不思議な感じがする。


それはきっと・・・・・







 ―またね。-





あの人のせいだろう。





彼と話してから1週間がたった。
『またね』と,彼は確かに言った。
でも彼とはあれから1度もあっていない。
私はあの場所に何度か足を運んだ。
でも1度もあわなかった。

来ていないんだろうか?
時間が合わないんだろうか?

気になってしまう。


今日も部活にはだれも来ないだろう。
今日は私もそんな気分じゃない。



どうせ1人なんだ・・・・・



私だけ必死にやったって,誰も評価してくれない。
『がんばって』って応援もされない。



ただ惨めなだけ・・・・


今日は帰ることにした。