もうすこしで3時間たつ。

「キリがいいし、この辺にしとくか。」

そういってカケルくんは大きく伸びをした。


「ありがとう。チンプンカンプンが減ったよ~!」

「そらよかった。じゃぁ宿題な。」

「シュクダイ?」

「寝る前には必ずテスト範囲の国語を朗読すること。」

「寝ちゃいそう。」

「こら。宿題だぞ!」


はーい。なんてやる気のない返事をした。


「赤点だったらどうするんだよ。」

「そうだよねぇ。」



「バスケ一緒にできなくなるかもしれないぞ?」







「やだッッ!!!」







つい大声を出してしまった。




カケルくんはキョトンと目をまん丸くした。