「あっ!あの犬、道路のど真ん中に座ってる。 危ないな、」光が突然言った。 「本当だ。このままじゃ引かれちゃう。」 あまり良くは見えなかったけど、ケガをしているように見えた。 「ちょっと助けてくる!」 無意識の内に、走り出していた。 「おい、待て空。車来る、危ないだろ!」 私は光の声を無視して犬のところまで行った…。