そんな風に考えていると、だんだん不安に押しつぶされそうになった… もう、元には戻れないのかな… って言っても、元の自分を知らないんだけどね… 「空、俺たちも記憶取り戻すの手伝うから、一緒に頑張ろうな!」 そう言ってくれたのは、あの男の子だった。 なんだか、胸の奥がきゅうっとなって泣きそう… 「…あ、ありがと…う。 わ…私、頑張ってみます」