「なんだよ。桐谷さんも冷てえなー。あれ茂さんは?」

「買い出しから、もうすぐ戻ってくると思うけど、マスターにまで愚痴るつもり?」

「だってよ。俺は、あいつの一番の親友だと思ってたんだぜ?なのに、俺に頼らず、金だけ頼って、真琴ちに寝泊まりしてさー」

「二人は、幼なじみで親とも仲が良いし、気兼ねなく甘えられるからでしょ?」


「けどよー」


「祐樹くんが、健くんのこと好きなのよーく分かったから」


私は、祐樹くんを追い出す素振りをみせる。


これ以上付き合いきれない。