あたしは指定席である窓際の端に座る。 そして読みかけの本を開く。 読み始めてから、あたしは昨日の自分を恨んだ。 昨日夜更かししたせいで眠いのだ。 本読みたさに我慢しようにも瞼は鉛のように重い。 そのままあたしは夢の世界へと足を踏み入れた。