「行ってきまーす!!」
翌日の朝。
大量のチョコを手に持った私は、学校に行くべく玄関から外へと飛び出した。
その瞬間、私の身体は刺すような冷気に包み込まれる。
「うわっ…!!」
その強い刺激に、私はショボショボしていた自分の目がパッチリ開くのを感じた。
ってか――天気予報のお姉さん、今日は比較的温かいとか言ってなかったっけ!?
全っ然寒いんですけどー!!!
……なんて心の中で呟きつつ、私は学校までの道を歩き始める。
「………はぁ」
そして、そのまま歩き続ける事数分――
「あれ?」
私は、道の先に白い【何か】が落ちているのを発見した。
『……アレ、なんだろう?』
好奇心をくすぐられた私が走り寄ると、そこには――…
1、メイド服が落ちていた
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2、男の人が倒れていた
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