「はぁっ!?」


 お前は何様かー!


 私の何を知って鈍感と言ってるの!


 信じらんない!



「失礼にも程がありませんかっ?!大体、何を根拠にそんなこと言われなきゃならないんですかっ!?兄弟そろって、失礼ですよっ!」


「まぁまぁ、落ち着いてっ?彩人の何について聞きたいの?もう、時間ないよ?」


 ケータイを見ればもう、15分程しかなかった。



「あ、はい。夢が関係するんです。」


「夢…?」


「はい。」





 イライラする気持ちを、理性で押さえて、あの夢について話した。