「・・・で、彩人の何についてしりたいの?“婚約者 兼 彼女さん”?」



「えっ…?」





 正直驚いた。


 だって、なんで彼女ってわかってるの?


 紅月くんを追い払うためにしたから、あの場にいた私含めて4人しか知らないはずなのに。




 なぜ…?



 エスパーか?


 困ったなぁ…

 私の周り、エスパーだらけじゃん!(笑)



「あらら?気付かれてないとでも、思ってた?そんなの本人たちだけだよ♪」



 まさかの大失態。


 みなさんご存知のようでした←



「そうだったんですか。まぁ、いいです。」


「えっ、いいのっ?!」


「はい。でも、なんでわかったんですか?」


「なんでって言われても…あんなに幸せオーラを出されちゃ、ね…?」


「・・・いやいや、出してませんよっ!?大体、フリですし!」


「えっ?そうなの?何のためにー?」



 あっ…



 しまった!

 バラしてしまった!


 まさかの、自爆したっ!?





「いえ、なんでもありません。聞かなかったことに…」


「できるわけないよねっ?★」



 彩人くん、あなたのお兄さん威圧感ハンパないね…



 それから、話を根掘り葉掘り聞かれました。