キーンコーン…カーンコーン…





 よし!C組にレッツゴー!





 私たちは、私が教室に戻ってから昼休みまで終始無言だった。





 でも、そんなこと気にしてる暇はなかった。



 チャイムが鳴り終わった瞬間、私は教室を飛び出した。



 C組に猛ダッシュした!





「あの、橘 翔流くんを呼んでもらえませんか?」



 入り口に立っていた男の子に声をかけた。



 男の子は少し頬を赤く染めて、『かけるー!女王様が呼んでるぞー!』と、翔流くんを呼んでくれた。



 なぜに女王様…?


 というか、女王様ってだれ?





 そんな疑問を抱えていると、目の前に男の子が現れた。






「女王様がオレに何のご用かなー?」