「なるほどねー。それは困ったことになってしまったわねー」


「そうなんだよ。」





　･･･ちーちゃんに彩人くんとのことを全て話し終えて、そのことについて話していた。


　『友達なんだからっ』って言われたから、最初は躊躇したけど、タメ口で話している。





「無理に橘から聞き出すわけにもいかないしねー」

「･･･うん…」


　『あっ！』と何か思い出したようにちーちゃんが声を挙げた。



「“カケル”に訊けばいいんじゃない？」



「カケル…?」


「そう！橘の双子の兄、カケルよ！」



「えっ…?」